悩みが言葉にならない人は、悩んでいないわけではない

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――「大した悩みじゃない」と思っているあなたへ

「悩みがありません」と言う人ほど、深い場所で立ち止まっている

「特に悩みはないんです」
「他の人に比べたら、全然大したことじゃなくて」

そう言いながら、なぜか夜になると心が落ち着かない。
理由は説明できないけれど、ふとした瞬間に息が詰まる。
誰かに相談しようとしても、何をどう話せばいいのかわからない。

こうした状態にある人は、とても多いです。
そして多くの場合、その人自身がこう思っています。

「悩んでいる、というほどのものではない」
「言葉にできないのは、自分が未熟だからだ」

けれど、悩みが言葉にならないことと、悩んでいないことは、まったく別です。

言葉にならない悩みは、まだ“形を持っていない悩み”です。
それは存在していないのではなく、
あまりにも早い段階で、あるいは深い場所で、静かに息をしているのです。

私たちは、「悩み=明確な言語」「問題=説明できるもの」だと思いがちです。
ですが実際には、人の心の違和感の多くは、

・感情としてもはっきりしない
・不満とも不安とも言えない
・理由を聞かれても、答えが出ない

そんな曖昧な状態で存在しています。

それでも体は知っています。
心は、ちゃんと反応しています。

眠りが浅い。
集中できない。
人と会ったあと、どっと疲れる。
理由もなく、少し虚しい。

これらはすべて、「言葉にならない悩み」が出しているサインです。


「大したことじゃない」と感じてしまう心の仕組み

では、なぜ多くの人が
「これは悩みじゃない」「相談するほどじゃない」
と感じてしまうのでしょうか。

そこには、いくつかの心の癖があります。

一つは、比較の癖です。
もっと大変な人がいる。
もっと苦しんでいる人がいる。
自分は恵まれている方だ。

そうやって自分の感覚を、外側の基準で測ろうとすると、
内側の小さな違和感は、すぐに切り捨てられてしまいます。

もう一つは、言語化できないものは未完成だ、という思い込みです。
説明できない感情は、曖昧で、信用できない。
はっきり言えないなら、まだ悩みと呼ぶほどではない。

けれど、心は本来、言葉よりもずっと早く動きます。
違和感は、思考より先に生まれます。

「なんとなく変だな」
「前と同じなのに、同じように感じられない」

その“なんとなく”の中に、
これから形になるはずの大切なテーマが眠っていることも少なくありません。

そしてもう一つ、大きな理由があります。

それは、相談とは「困り切ってからするもの」だと思っていることです。

限界まで我慢して、
もうどうしようもなくなって、
初めて「助けて」と言うもの。

そんなイメージを持っていると、
まだ耐えられている自分の状態を、悩みとして認められなくなります。

でも本当は、悩みとは
「壊れてからのサイン」ではなく、
「ずれ始めたときの違和感」です。


言葉にならない悩みは、守ってきた証でもある

悩みをうまく言葉にできない人は、
これまでの人生で、自分を保つために沈黙を選んできた人であることが多いです。

空気を読む。
期待に応える。
問題を起こさないようにする。

そうやって周囲と調和しながら生きる中で、
自分の内側の微細な感覚は、後回しにされてきました。

それは弱さではありません。
むしろ、生き抜くための知恵でした。

言葉にしないことで、守れた関係があった。
飲み込むことで、保てた居場所があった。

だから今、
「何が悩みかわからない」
「言おうとすると消えてしまう」
そう感じるのは、これまでの選択の自然な結果です。

ただ、その方法が長く続くと、
心は少しずつ、輪郭を失っていきます。

何が好きかわからない。
何が嫌かわからない。
でも、どこか満たされない。

この状態は、
「感情がない」のではなく、
「感情が奥に引っ込んでいる」状態です。

言葉にならない悩みは、
あなたが無感情だから生まれるのではありません。
むしろ、とても繊細に感じ取ってきたからこそ、形になりにくいのです。


悩みは、言葉になる前に“共有”していい

相談とは、
完成した悩みを提出する場ではありません。

整理された説明も、
結論も、
オチも、必要ありません。

「よくわからないんですけど」
「うまく言えないんですが」
その一言から始まる対話も、確かに存在します。

言葉にならない悩みは、
一人で抱えると、いつまでも言葉になりません。
けれど、誰かと共有されることで、少しずつ輪郭を持ち始めます。

それは、無理に言語化することではありません。
沈黙を許されること。
途中で言葉を失っても大丈夫だと感じられること。

そうした安全な場の中で、
悩みは自然と、自分の速度で姿を現します。

「大した悩みじゃない」と思っている人ほど、
実は、自分の感覚にとても誠実です。
だからこそ、軽々しく言葉にしたくないのです。

もし今、
相談するほどではない気がするけれど、
何かが引っかかっているなら。

それは、悩みがない証拠ではありません。
悩みが、まだ“静かな形”でそこにあるという証拠です。

言葉になる前の悩みも、
悩みとして扱われていい。
大切にされていい。

あなたの中にある、その曖昧な感覚は、
決して間違いではありません。

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